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薬局実務実習2011。 日本一厳しいと評判の薬局実務実習に堪える薬学生のブログ。最後まで更新できるのか?!!
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お肌のシミは年齢を重ねるごとに気になりますよねー(^^;)

シミの種類には、虫さされなどの炎症の後のシミや、紫外線によるシミなど種類がありますが、女性ホルモンのバランスが影響してできるシミに肝斑(かんぱん)というものがあるそうです。その症状は、とくに額、ほほ骨のあたり、口の周辺に左右対称に広がるのが特徴です。
この肝斑というシミに対して効果がある薬がOTC医薬品の中にあります!

その主な成分としてトラネキサム酸というものなのですが、医療用医薬品のトラネキサム酸を調べてみると、血を止めたり、炎症や、アレルギーによる蕁麻疹などを止める薬として保険適応が認められていました!

んー?医療用のトラネキサム酸には肝斑に適応があるとは書いてません…

これについて調べてみると、止血や、抗アレルギー薬として使っていたら偶然シミが消えていくことを発見したらしいので、もともと医療用医薬品には肝斑への適応は書かれていません。
ですから病院などでは適応外使用として医療用医薬品のトラネキサム酸を使用することがあるそうです!
適応外使用ってことは保険が効かないので患者さんの同意のもとに行われる自由診療ということになりますねー(>_<)

そんな中、肝斑に効くんならということで後からOTC医薬品のトラネキサム酸が登場したようです♪この肝斑に効くとして作られたものは第1類医薬品ですが…なんと第3類医薬品にもトラネキサム酸を含む医薬品があるではないですか!?ちなみに第3類医薬品の方は口内炎に対して使用するもので炎症を抑える目的で使用します。
トラネキサム酸以外の成分は異なる部分もありますが、メインのトラネキサム酸の用量は全く同じのようです(^^;)
なぜトラネキサム酸の用量までも同じで1類と3類まで差があるのでしょうか!?

これはどうも肝斑に対して効くと言っても、新しく発売されたばかりですので、市販後調査中ということが原因のようですね。ですから時間が経って問題なければ1類から2類、2類から3類医薬品に変わっていくかもしれませんねー(^^)
1類医薬品は薬剤師のいるところでしか売れないので、この商品が気になった方は薬剤師のいるお店で確認してみてください(^0^)

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