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薬局実務実習2011。 日本一厳しいと評判の薬局実務実習に堪える薬学生のブログ。最後まで更新できるのか?!!
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神経のしびれなどを治すのに、ビタミンB12の一種であるメチルコバラミンという成分があります!商品名ではメチコバールというものがありますが、添付文書に「水銀を扱う職業従事者に長期使用は避けることが望ましい」とありました。
なんでだろう?もし水銀を取り扱う人が目の前に現れたらなんて説明しよう…っと悩み、調べたところ思わぬ展開に(>_<)!!
メチルコバラミンと水銀で問題視されていた先にはあの水俣病が関係していたのです。水俣病の原因物質はメチル水銀です。つまり、薬として飲んだメチルコバラミンのメチル基と呼ばれる部分が、仕事中に体内に入った水銀と反応し、メチル水銀に変化することを警戒しているんですね!

実際のところ試験管の中で行う実験レベルの話では水銀とメチル基は簡単に反応するようですが、体の中では反応しないことが証明されているようです(^0^)よかったー(>_<)これがin vivo(生体内で)とin vitro(試験管で)の違いですね♪
しかし、この生体内では大丈夫という証明をするのに1年以上かかったようで、新薬として認められずに後発医薬品扱いになったということが分かりました(^^;)先発品がなくて後発品なら薬価とかはどうなってるんでしょう(^^;)?もうちょっと調査が必要なようですが、とにかく添付文書の言葉を鵜呑みにすることは良くないこと感じました!不必要に水銀とメチルコバラミンは危ないと患者さんに伝えては薬を飲まなくなり、治るものも治らない!伝えるがよしか、伝えずに様子を見るのがよしかの見極めは難しいですが、それぞれの場面でしっかり行っていかなければならないようです(^^)


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今日は二回目の液剤の調製をやらせて頂きました!

一回目は帽子、マスクの用意も忘れ、使う器具も決めれず、薬剤の名前の確認もしっかりできておらず、1日量と全量の取り間違い、もう散々の結果でした。
本日二回目は、器具の洗浄、薬剤の持ち方、注ぎ方ができていないと指導して頂きました。

ちょうど去年の今頃はOSCEという実技試験に向けて練習をしていた頃です。このOSCEという試験は実務実習に出るにあたっての技術があるかを確認する試験です。
つまり私は、実務実習に出る為の試験に合格しているにも関わらず実務実習では何もできていないわけですね。

液剤に関しても当然学習し、練習したのに、それを現場で使えるようにしてないことが大きな問題ですし、一回目で出来てないことが分かったのに二回目は前回の注意点のみ改善したこと。
スポーツ選手ならチャンスをもらうために努力し、ワンチャンスをいかすことに全力を注ぎます。
当然ですが液剤も散剤も、ピッキングも服薬指導も何をとっても現場のスタッフより劣る実習生に、わざわざ機会を与えてくれるのであれば、実習生がどうあるべきかは簡単に想像できますね(^^;)
残りの期間も少なくなってきました。どんなチャンスが巡ってくるかは分かりませんが、自分に足りないことを見つめなおして再び頑張っていこうと思います!


実習始まってからいろんなことをインターネットで検索しましたが、その中に同じ薬学生のブログをみつけました(^^)それは私のように実習の一環ではなく個人で行っているものでした。
私が見た内容は薬局製剤について自分の考えをまとめていたものでしたが、その内容は濃くて同じ薬学生と思えないほどで、プロフィールを見てみると薬学関係の団体に所属しており私が想像もしてなかったような大学生活を送っていることを知りました。

「同じ学生でも、意識の違いでこうも違うか…」と思ったのが正直な感想です。
正直私は大学入学した時点から薬剤師国家試験に合格することが目標であり、そこがゴールだと考えていました。そこからは薬剤師となって仕事教わって、それを毎日こなしながら生活を送るイメージ。試験だけ受かれば何とでもなる。
こんな考えのまま過ごす大学生活と、薬剤師になった後は、こういうことをやって頑張っていきたいという目標がある大学生活では、その先に待っているものは全く違ってきますよね(^^;)

この実習を通して私の考えも薬剤師になってからがスタートであって、国家試験など通過点にすぎないという結論にようやく至りましたが、たくさんあった6年間も気付けばあと1年ちょっとしかありません。

気付くのが遅かったし、低い意識だったことは悔しいですが、過ぎた時間は取り戻せない。でも幸いあと1年は学生でいられるし、薬剤師になってからの人生も長い!!

自分の中の考え方が変わってよかったと本当に思っています。やれることから少しずつ変わっていきます!!


今日は散剤を調剤する練習をしました!

ラックビー微粒N 1日3 g 7日分
を練習調剤しました。全量21gをとって分包機の口に入れます。この時に散剤を均一にする作業があるのですが、これがどうも苦手です。この作業で均一にする目的は、出来上がった一包ずつの重さを揃えるためです。初日の量が多くて、三日目は少なくて、七日目はまた多いといったバラつきが大きな薬は飲みたくありませんよねー(x_x)ですから均一にならす作業は大切なのですが、苦手で上手くできなかった為、妥協して練習用の薬を作ってしまいました。そこから、どれくらいの誤差があるのか調べてみると七日分作った中で誤差の範囲内でセーフだったものは、たったの三日分でした(;´Д`)
全然ダメですね(ノД`)また練習して、次はもっと精度をあげます!頑張ります!

写真は分包機です(^0^)散剤を入れる場所がどこか想像つきますかー?




今日は服薬指導を3回もやらせて頂きました。

たくさんチャンスを与えて下さっているのに、全く結果をだせず、むしろ教わったこともできておらず、悔しい思いをしました(^^;)

今日よりも明日、明日より明後日が上手くなるよう前に進み続けます!


田川地区では学校薬剤師が担当の学校に活動内容や健康、保健などについてその時折で知っておいて欲しいことを連絡する手段として「学校薬剤師ツイート」というものを発行していることを教えて頂きました。

発行間隔は決まっていませんが、現在は年に3~4回発行しているようです!
今日の午後はこの「学校薬剤師ツイート」の雛形を用いて1月頃のインフルエンザが流行る時期に伝えなければならないことをテーマに、文書の作成を行う実習を行いました(^^)実際に使われるものを作ったわけじゃなくて、どういうことを伝えなければならないかを考える練習としてです♪

手洗い、うがい、加湿等について書こうと思ったのですが分かりきったようなことを書いても仕方ないですし、何か色をつけようにも知識がないから調べるんですが、なかなか良い内容がみつかりません(*_*;
その結果、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

服薬指導のように直接言葉で伝えることも、学校薬剤師ツイートのように文書で伝えることも難しく感じ、本当に伝える難しさを改めて感じる1日になりました!


痛み止めの薬と湿布が処方された患者さんがいたとしたら、どこの痛みなのか、湿布はどこに張るのかなどを確認しなければいけません。

その時に「今日はどうされました?」とストレートに聞くのと、薬歴簿を確認して「以前は突き指でこちらの薬がでてましたが、今日はどうされました?」と聞くのとでは患者さんに与える印象は全然違いますよね!前者の聞き方では「散々病院で説明したのに、なんで薬局で同じことを説明しないといけないの!?」っと言われそうです(^^;)
病院とは別に薬局でも患者さんの状態を把握する必要がありますので確認は怠ることができません。ですから質問の仕方を工夫しなければいけませんね。
先ほどの痛み止めと湿布の例でも前回と同じ処方内容であれば、わざわざ「どうされました?」なんて聞く必要もないですし、「痛みはよくなってますか?胃がもたれたりしてませんか?」などと、症状の変化や副作用の発現がないか確認するような服薬指導に変わってきます。処方内容に変更点があれば「痛み止めが追加されてますが、痛みがひどくなってますか?」などのように一つの処方せんでも、その患者さんの背景次第で服薬指導の内容はいくつものパターンが考えられます。
その時、その時でベストな服薬指導をすることと、患者さんが自ら話してくれるようなこちらからの問いかけが必要ですし、もっと前提には信頼されなければ話してくれないことも頭に入れなければなりません。

話したくない
聞きたくない
信じたくない
という人間の三原則を習ったとこから実習は始まり、信頼される為の行動や姿勢を学んできました。服薬指導を実際に行うことで、今まで習ったことがいかに重要だったのかを感じています(>_<)
服薬指導しようとしても、患者さんが支払いはまだ?っと言わんばかりに財布を構えた状態では説明しずらいですし、きっと説明も聞いてもらえてないと思います。テレビにでるような有名な薬剤師で、患者さんもその薬剤師を選んで薬局に訪れたとしたら、服薬指導の時に財布を構えたりしないはずです。きっと話を聞いてます。テレビにでて有名になっていることが、信頼に結びつくので、どんな役立つ説明があるんだろうっと患者さんは話を聞くんですよね。この理屈さえ分かれば普通の薬剤師がどうすれば良いかは想像がつきます。信頼されるための努力と、患者さんが聞きたくなるような説明。患者さんが聞いて良かったと思う説明ができれば、そこからまた信頼が生まれる(^^)
薬の説明だけじゃなく、健康食品や季節的な風邪の情報、どんなことでも話ができる薬剤師になるにはどうしたらいいのか…?
絶えず身の周りのことに意識をあてて勉強するしかないようです。
どれも今までブログで書いたような内容ですが、1つ1つやってきたこと、感じてきたことが、本当に本当に必要なことなんだなとな感じています(^0^)


患者さんと服薬指導を行うための時間を十分確保する重要性がわかったところで、原田薬局さんで行われている時短テクをひとつ紹介します(>_<)

写真は投薬カウンターの下に用意されたクリップ!マグネットを柱に張り付け、そこに向きを揃えてクリップを準備すると、必要な時に素早く取れます!実際に処方せんと薬歴簿はクリップで留めるので、この時短テクが非常に効きます!

この作業で縮められる時間は少しかもしれません。ですが、このような小さくみえる努力の積み重ねが10秒、30秒、1分という時間を生み出してくれます(^0^)
こういった取り組みを見て真似ることは簡単ですが、日頃から作業の効率化を考えていないと、なかなか気づけないことですよねー。直接患者さんから見えるところではないですが、これも患者さんからの信頼を得るための努力。努力は無限大ですねー(>_<)




在宅医療についての学習をしました!
在宅医療は様々な医療従事者が連携をとりながら進めていきますが、その中に薬剤師もいます。しかし薬剤師が十分に力を発揮できていない現状も学びました。
在宅医療では、糖尿病の治療としてインスリンの自己注射を行う患者さんから、癌の痛みに対しモルヒネの持続点滴を行う患者さんなどケースは様々です。
当然在宅医療を行う患者さんは、インスリンやモルヒネだけではなく、他にも薬を使用していることがあるでしょう。その薬の相互作用や副作用の管理は薬剤師が行うべきですよね?

薬剤師が在宅医療に関わっていくには、薬の知識はもちろんのことながら、医療機器の知識も必要になります!

ですがもっと前提に、モルヒネを取り扱う資格がなければどうしようもありません。

「どういうことー( ̄。 ̄;)? 」

モルヒネは医薬品ではありますが麻薬に分類されるため、麻薬小売業の免許を持っていないと薬局で取り扱うことができないんです(>_<)
ですから、麻薬小売業の免許を申請することで在宅医療に一歩踏み出せたということ。
薬局でモルヒネを準備できても、薬局に薬剤師が1人では1日中動けません(^^;)薬局の業務に支障がでないような体制をとることも大切ですね!でも、薬剤師が増えれば経営側としては…。在宅医療を行うことに対して十分な手当てがつけば経営側も安心。では在宅医療に関する薬剤師の手当てを上げるには?薬剤師が頑張って在宅医療に関わることで認められるしかないですよね(>_<)

薬剤師が調剤するだけの時代は終わったとよく耳にしていましたが、こういうところで強く実感します!


在宅医療廃棄物は法律上、一般廃棄物に該当するので市町村が処理を担当することを学びましたが、どうやらそれが上手くいってないようです(^^;)
在宅医療廃棄物の中でも感染性のあるものは市町村によって回収しているとこと、していないところがあるようで、特に回収率が悪いのが注射針!実際に回収時に針刺し事故が起きていることが原因みたいです(x_x)
それじゃあ市町村が回収しない場合はその廃棄物はどうなるの?っと思いますよねー?

これは、病院などの医療関係機関や薬局、訪問看護師などが回収を行っているそうです!
この取り組みも市町村単位でバラバラなのが現状…。だから足並み揃えて、どこも同じような処理を行うような話し合いがなされている最中(>_<)

大学の講義じゃ教わらないようなことを勉強して、なんだか自分が薬剤師にでもなったかの気分です(´ー`)
大学に戻っても、こういった現場を見据えながらの勉強をしていくと違うでしょうね(>_<)


痛風の患者さんでは尿酸値が高くなります!尿酸とは尿が酸性であるということなので、尿をアルカリ性に傾けるという治療を行います(>_<)
その薬の成分にクエン酸を用いたものがあります(^^)

ここで疑問!
クエン酸は名前にもあるように酸です。酸性です。なのに尿をアルカリ性にする作用があるの!?
矛盾じゃん(x_x)

って思ったんですけど、勉強不足なだけでした(>_<)
クエン酸は体の中でクエン酸回路(TCA回路)と呼ばれる流れの中で代謝され、そこで生じる重炭酸イオンというものが体の中でアルカリ性を示すため、尿をアルカリ化してくれるんだとか☆納得ですねー(^0^)

またクエン酸を多く含む食品として梅干しがあります!これも梅干しそのものは酸性ですが、結局体の中で代謝されていくと尿をアルカリ化してくれるので痛風の痛みが和らぐことがあるとされています!
ですが医薬品のクエン酸と、梅干しのクエン酸とでは効力が比べものにならないと思うので、梅干しをたくさん食べて痛風が治るとは思わないで下さいね(^^;)あくまで梅干しは痛風の状態を悪化させる食品ではないから食べても大丈夫と考えるくらいがいいかと思います!
他の食品においても、尿酸値に与える影響を知っておくと痛風の患者さんの食事の相談を受けた時にも対応できそうですね(´ー`)チェック、チェック♪


お薬手帳については以前からブログでとりあげています(^0^)
処方内容をお薬手帳に手書きだったり、紙で印刷してのり付けしたり、シールにして貼り付けたりすることで記録しますが…
一週間前に出た処方内容と全く同じ処方内容だったとします!(カロナール 7日分)
さて、お薬手帳に今日の内容を記す必要があるでしょう?ないでしょう?


答えは必要あり!です。
お薬手帳には、いつ、なにが、どれだけ処方されたかを残すので、日にちが変われば内容は同じでも記載します。記載日と何日分でているかなどを見ながら「この薬はもう使ってないんだろうな…」っという判断に至るのでしっかり記録を残しましょう♪

薬を使って体にあわないことがあれば、アレルギー症状が起こります。痒みがでたり、ひどい場合は意識をなくすことも(x_x)このようなアレルギー症状は、本人の体調うんぬん関係なく何度飲んでも必ず現れる症状です!合わないものは、合わないので、こういったことがあった人はその薬もお薬手帳に書くことで次回の服用を防げます!ちなみに副作用の場合は、アレルギーとは違い一度起こしたからといって次また起こるとは限らないものになります☆
アレルギーと副作用の話はさておき、薬のアレルギー歴をせっかくお薬手帳に載せても、お薬手帳2枚目、3枚目と進んでいく度にデータが初期化されては全く意味がないな…
っと思って手帳を開いてみると、アレルギー歴などを書き込むページには切り取り線が入っていて「このページは切り取って、新しいお薬手帳に貼り付けて下さい。」と書かれていました(>_<)所詮私が考えるような心配は想定の範囲内だったようで対処済み。
タイトルに相応しい内容ではありませんでしたが、患者さんが新しくお薬手帳を作ってほしいと仰った時は、アレルギー歴のページの話をされてみて下さい(^0^)


塗り薬や貼り薬などは皮膚から吸収される薬になりますが、体の部位によって吸収に差があります!

吸収の差は皮膚の厚さによってきまりますので、顔、頭、首、脇の下、陰部などは皮膚が薄いので吸収されやすい部位にあたり、手のひら、かかと、足の裏などは皮膚が厚く吸収されにくい部位になるようです。

処方された塗り薬の使用方法を患者さんに確認し、医師から特に指示がでていない場合は使用する部位を聞いて、吸収のされやすさを考えた上でアドバイスしなければいけませんね!
小児、成人、高齢者でも吸収に差が見られることも調べて分かりましたが、先日塗り薬をお求めになっている方に対して先生が「使用されるのは何歳くらいの方ですか?」と聞いていたのは、これが理由だったんですね(>_<)
通常、高齢者は成人よりも皮膚からの吸収率は低下するらしいです!でもこれは皮膚の厚みというより、皮膚の水分量とかが関係しているとか…
薬の種類によっては高齢者の方が吸収率が高くなるものとかもあるとか…。
塗り薬とか貼り薬は局所作用が強いので合わなければすぐに中止でき、比較的安全に使用できるイメージですが、調べてみると奥が深い!もうちょっと自分なりに調べてみようと思います♪


今週の始めに服薬指導の難しさに悩みました。処方せんに書かれた薬が同じでも1人1人の患者さんでは背景が異なるから服薬指導の内容も変える必要があることを学びました。
そこで気付いたんですが…私は先生が服薬指導しているのを後ろで聞いて頭でなんとなく整理しているだけで、その患者さんの薬歴簿をチェックしていなかったです(*_*;
監査の様子を見て学ぶ→服薬指導の内容を聞いてみる→時間があいたら薬歴簿を確認して、この背景だからあの内容の服薬指導だったんだと納得する!これに気付いたのがつい最近って…
学生のうちに他人の処方せんをみる機会は実習以外であり得ませんし、次処方せんを受け取るのは本当の薬剤師になった時( ̄。 ̄;)!?
あー、もっと前からちゃんと薬歴簿まで確認すればよかったです(T_T)

でも悔やんでも仕方ないので、残りの時間はきっちり薬歴簿までチェックしていきます!!


特定の年齢に達した女性に対して、子宮頸がん・乳がんの早期発見と正しい知識の普及を目的に「女性のためのがん検診手帳」と「がん検診無料クーポン券」を発行し、 がん検診をすすめる体制がとられていることを知りました!
これは2~3年に1度、市町村から直接送られてくるようで手帳の中に検診のクーポン券がついています!まだもらったことのない方は来年か、再来年までには届くそうです☆
ちなみに子宮頸がん検診は20歳以上が対象で、乳がん検診は40歳以上が対象となります(>_<)

このことを知って『へぇー、検診が無料っていいことだねー。』っということしか感じなかった私ですが、先生と話したところ、この制度がとられた背景について教わりました。
この制度を始めたのは、自民党の三原じゅん子議員らしく、マニフェストとして子宮頸がんワクチン接種の無料化、不妊治療への保険適用、がん患者への公的支援の充実などの医療制度改革を主張されていたようです。
このマニフェストに共感した国民が選んだ議員さんだから、現に無料クーポン券などの配布が始まっています。
正直私は政治のことが全く分かりませんが、せめて医療に関するマニフェストを掲げた人の政治活動はチェックしていかなければならないなと実感しました!
日頃からテレビを見て、ニュースを見ていたらこの無料クーポン券についても『あー、三原じゅん子議員のマニフェストが実現されてるんだ!』っと気づくんでしょうね(T_T)

薬剤師としてもですが何より日本国民としても政治については知っておかなければいけませんよね(・_・;)


薬の説明をする際に効果と副作用の説明を行いますが、副作用を説明する目的について少し考えてみました。

アレルギー性のものですと何度飲んでも体に合わないものなので薬を服用後すぐに発疹などが生じたり、ひどい時はショック状態に陥ってしまいます。ですから、そんな時はすぐに連絡するよう伝えます。
それ以外の副作用について例えば抗生剤を使うと下痢をしやすくなることや、湿布を貼り続けると皮膚がかぶれることなどの説明は薬剤使用に伴い高い頻度で起こすであろう副作用です。ですから、説明を行うことで『このよう症状がでても慌てなくて大丈夫です!症状がひどく気になったら相談して下さい。』っといったニュアンスになります。

どちらも患者さんが不安にならないようにするために大切な副作用の説明なんですよね。

ですが、先週私が服薬指導を行った患者さんの中に痛み止めの使用に伴い胃腸障害が起こりやすいという説明を行えてなかったんです。その患者さんが、本日また来局されており、処方せんを見てみると胃薬が追加されていました(*_*;
恐らく胃が荒れたんでしょうね(T_T)ちゃんと説明できていれば少しは患者さんの不安も違ったかな…と悔しい思いをすることになりました(*_*)


服薬指導を多く体験する中で先生が行っている工夫がいたるところにあることを教わっています(^^)

その中でも教わる前に気付かないといけないと思ったことが、高齢者へローションタイプの塗り薬を渡す時にキャップをあらかじめ開けてあげるという配慮です!
どのキャップもそうだと思いますが、一番最初に開ける時はかたく閉まってますよね?
私は実習の中で高齢者疑似体験を行い、視力の低下、握力の低下について身をもって体験していましたので、気付くべきでした(^^;)しかしただ気づかなかっただけではなく心の中では、お渡しする薬を開けたりしたらダメだという考えがあったようにも思います。
でも今はそんな心配しなくて一声『最初がかたいと思うので、緩めておきましょうか?』と相手の考えを聞き、希望があれば緩めてあげればよかったなと反省しています。

せっかく体験したことや、役立つ知識を持っていても役立てられなければ意味がない…勉強しながら、その使いどころを常に見据え続けることが大切。そんなことはもう分かってるんですけど、実際にやれるかというと本当に難しいです(>_<)
すぐに結果がでないからと諦めずに、学んだことを出す努力をし続けたら、それが10年後、20年後に自分の技術として残ることを信じてやっていこうと思います!


以前から何度か話にでてますが、分包機に関してです。今日、分包機を取り扱う中で最悪のミスをやってしまいました。

分包機から鳴り響くエラー音は紙の交換の合図。先生が「この紙の交換ができない奴はいつまで経ってもできない。せっかくの機会だから練習させてあげる。」っとのことで、私が交換をさせて頂いたのですが先生の指導スタイルでは1から10まで手取り足取り教えるようなことはしません。説明書きがあるから読んで理解してやって、それでもダメだったら聞きなさいというスタイルですので、ほぼ1人での交換ということです。スタートから仕組みが分からず戸惑い、少し先生にアドバイスをもらいながら作業を進め、終盤になり完成と思って試運転させてみると、紙は出てくるはずが逆戻り…。あきらかな異常ですが何がなんだか分からずボタンを押したまま…。気付いてボタンから手を離し停止させた時には紙が絡まっていました(T_T)
ここでの紙は分包紙ですので、薬が入る透明だったり、半透明な袋です!分かりにくいですが写真で載せてます。この袋に薬が入った後、熱をかけることで袋を閉じます。閉じる部分には熱と反応することでベタッとなるノリが塗ってあるのです。
今日は紙を上手くセットできてなかった為に、紙は熱をかける部分にからまり、熱によってノリがベタベタと機械にまとわりついてしまったわけです(x_x)

この部分にノリがまとわりつくと、正しく紙をセットしても、キレイに出てこずグシャグシャな状態ですので使い物になりません。
解決策はこびりついたノリをこすり落とすしかないので、針金のついた歯ブラシのようなものでゴシゴシこすり落とすのですが、見た目はキレイになっていても目で見えないくらい少しのノリが残っているだけで、正常な機能を果たさないのです。元に戻すのが非常に大変でした(>_<)先生がほとんどやってくれたんですけどね(汗)

しっかり仕組みを理解して作業に望めば、紙が逆戻りした時点ですぐに機械を止めれたので、こんな大げさな事態にならなかったです(T_T)先生からは「これが分包機をドンドン使わないといけない状況だったら、どれだけ支障がでるか分かったやろ?間違えて学ぶのが勉強だし、このミスを実習中にできたことは幸せなことだ。」っとフォローして頂きながら、「何をするにも自分の中で設計図を描いてから行動することが大切」だと、実習中に何度も言われてきたことですが改めて教えて頂きました。

もう分包機の紙の交換は任せて下さい!バッチリ交換できますし、もし間違っても修正できます☆間違わないようにすることが本当は大切なのかも知れませんが、間違ったおかげでこんなに貴重なことを学ぶことができたので、本当に感謝してます。




OTC医薬品をお求めになる患者さんや、処方せんを持ってこられる患者さんから健康や薬の質問をされることがよくあります!以前ブログで、専門的な知識を話すときは普段以上に責任を持たないといけないという内容を書きましたので、私自身が分かる範囲で質問に答えたりして、分からないことは先生に説明してもらっています☆もちろん先生の話を聞いた後に自分でも調べてますよー(^^)/

このブログに関してでも実習中に学んだことを書いていますが、やっぱり間違いがないように色々調べたりしています。

こういったことを続けてきて思うことは、知らないことに出くわさない日はないということです(^^;)知らないことの内容とか、必要性とかを無視すれば、誰しもが1日に1回は必ず知らないこと(勉強の種)に出会っていると思います。それを拾うか、見過ごすかがその人の知識の量ですよね。
あれこれ見境なく調べて「雑学王」になりたいわけじゃないですが、薬や健康のこと患者さんが知りたいであろうことには何でも答えられるようになりたい…言うなれば「薬学王」になりたいんです!!

「薬学王(゜o゜;)!?」

まぁ~そっとしておきましょう(汗)

…とにかく質問とか、相談してもらえるということは勉強のチャンスとなるので、そういった機会は大切にしていきます(>_<)



原田薬局さんでは電子血圧計や、家庭でも測定できる心電計、補聴器なども販売ができるようにしています!
どこでも売ってるんじゃないかと思うかもしれませんが、そういうわけじゃないんです(>_<)
OTC医薬品が一類から三類医薬品に分類されるように、こういった製品も区分があり、それに応じた許可を得たり、届け出を行った場所でないと販売ができないのです!管理が厳しい方から順に高度管理医療機器、管理医療機器、一般医療機器と分けられます。
それぞれの製品例と届け出関係は次の通りです☆

高度管理医療機器(管理者をおくなどの条件を満たして販売許可が必要)
心臓ペースメーカー、コンタクトレンズ、血糖自己測定器

管理医療機器(販売しますという届け出が必要)
心電計、電子式血圧計、補聴器、家庭用マッサージ器

一般医療機器(届け出不要)
ピンセット等鋼製小物、家庭用救急絆創膏

つまり、最初に挙げた製品を取り扱っている原田薬局さんは管理医療機器の販売に関して届け出をだしているんですね(^^)

…ん?待てよ!そう言えば、血糖自己測定器の販売も行っていたような。ってことは…高度管理医療機器の販売許可も獲得してるんですねー☆
薬局として持てる機能をフル活用してます!こういった努力が地域からの信頼につながっていくんでしょーね(^o^)

外見からはどこの薬局も同じようなものですが、中身が違ってくることなんて今まで考えたこともありませんでした!勉強になります(^^)/


軟膏の調剤を体験してなかったので、今日は軟膏調剤の練習を行いました!
写真に軟膏つぼを載せてますが、これに必要な量を詰め込むことに意識しすぎて、蓋を閉めれば蓋の裏にベットリついたり…
絶対に蓋につけないようにしたいと思い、時間をかけて詰め込んだんですが結局はベットリ(・_・;)
蓋の裏どころか、つぼ全体もベタベタする有り様でした(x_x)

少々蓋の裏についても良いけど、つぼ全体がベタつく方が悪いことを学びました。本当に大切なことが何なのか考えなければいけませんね(^_^;)

実際の患者さんが待った状況で、軟膏を作るとなると慌てるだろうな…っと思いましたが、今日の練習を活かし、落ち着いてキレイな軟膏を調剤していきたいです(^0^)


軟膏の調剤を体験してなかったので、今日は軟膏調剤の練習を行いました!
写真に軟膏つぼを載せてますが、これに必要な量を詰め込むことに意識しすぎて、蓋を閉めれば蓋の裏にベットリついたり…
絶対に蓋につけないようにしたいと思い、時間をかけて詰め込んだんですが結局はベットリ(・_・;)
蓋の裏どころか、つぼ全体もベタベタする有り様でした(x_x)

少々蓋の裏についても良いけど、つぼ全体がベタつく方が悪いことを学びました。本当に大切なことが何なのか考えなければいけませんね(^_^;)

実際の患者さんが待った状況で、軟膏を作るとなると慌てるだろうな…っと思いましたが、今日の練習を活かし、落ち着いてキレイな軟膏を調剤していきたいです(^0^)




先生が行った薬物乱用防止講演に対する感想文を小学校の生徒が送ってきてくれましたー(>_<)

私も感想文を読ませて頂いたのですが、しっかり話を聞いてくれてるんだなと実感できる内容に驚きましたし、私が見落としていたことに気づく小学生の感想に頭があがりません。
その内容はこういったものでした↓
「タバコが体によくないことは分かりました。でも体に悪いことばかりなのに、どうして大人はタバコを作るのか私にはわかりません。」

実際改めて考えると確かになぜタバコを販売し続けるのか分かりませんね。吸いたい人がいるから?税金などの問題?ガンになるリスクが上がるなら結局医療費もかかるし…。なんとなく?
恥ずかしながらこの子の質問に私は答えることができそうにありません。
ちゃんと調べて説明できるようにしておきたいと思います(>_<)


以前散剤の練習をした時の反省をふまえて散剤練習2を行いました☆

前回は半分ほどが誤差範囲外で不適という、とても患者さんに渡せたものではない結果となりましたが今回は全部誤差の範囲内!!前回、値のばらつきの尺度である標準偏差を求めていたので、比較すれば小さくなってるはず!っと思っていたら先生からどのようにして標準偏差を求めたのか尋ねられ…結局間違った計算をしていたことが分かりました(汗)
気を取りなおして「やっぱり値が小さくなっている!!やった~上手くなった♪」っと思おうとしたら再び先生が、その比較する二つのデータに優位性を示す必要があることを教えてくれました(>_<)
「優位性がある」という表現は今回の場合、ちゃんと一つ一つの分包紙に決まった量を入れるのが上手くなったことを証明できたという意味になります(^^)/
説明下手で分かりにくいかと思いますが、標準偏差の値が一回目→二回目にかけて10→8になったとして、その差である2は偶然でも起きる範囲のものなのかどうか確かめるということです!この方法がT検定と言われる方法らしく、統計学でよく利用されるそうです(>_<)身近なところでは選挙の開票前に「当選確実」と言われるのにはこの方法が用いられているとか!
薬局実習の指導内容にデータの解析方法などありませんので、こんな統計学を学べるのは全国探しても原田薬局さんだけじゃないでしょうか!?(笑)

私の練習前後の標準偏差の差については95%の確率で優位性を証明できました(^o^)なんでも練習すれば上手くなっていくってことですね♪

調剤する時間については設定してなかったので、決められた時間内のデータを取ればより正確に評価できたのかもしれないな~っとも思いました(^^)

ちなみに一応大学でも統計学の授業は受けたのですが生活とリンクさせることができてないから、全く身についていないことも分かりました(x_x)
大学に戻れば研究室で様々なデータを取り扱うので、今日習ったことは早速活用できそうです☆


薬剤師の業務は調剤しか知らなかった実習初日から、2ヶ月半が経ち昨日が最終日でした。
処方せんの受付け、初回問診、ピッキング、レジ応対、OTC薬の販売、ジェネリック医薬品の説明、注文品の検品、散剤、液剤、軟膏の調剤、服薬指導
色んなことを教わりましたし、2ヶ月半前からすると考えられないくらい成長できたかと思います!でも、どれをとっても1人前にはまだまだ程遠いことも事実です(x_x)
薬局内での業務以外にも、外での薬剤師の活躍の場や、薬剤師としての心構え、患者さんを本当に想った行動は何なのか…
知らなかったこと、考えもしなかったこと、たくさん学ぶことができました!ここで学んだことを活かすかどうかは私次第ですね(^^)本当にこの実習で得たことは大切にしていきたいです(>_<)

人に何かを教えるということは非常に力をつかうことで、マニュアル通りにすることが指導者として1番楽なやり方ですが、マニュアルにないことも1つ1つ熱心に教えて下さった先生には本当に感謝をしなければなりません。
指導して下さった先生をはじめとして、原田薬局のスタッフの皆様には本当にお世話になりましたm(_ _)m
ここで感じた自分が何もできないことに対する悔しさや、少しずつ上達していった喜びを忘れずに、どこに行っても力を発揮できるような薬剤師になっていきます!!

さてさて、2011年度実習生の実務実習はここで終わりとなりますが、約1年半後には薬剤師になっているはずです!そここそが本当のスタートラインだと気付いた私の闘いはまだまだ始まったばかりなのかも知れません…


おわり